公式戦39試合無敗が一転、リーグ戦3連敗にCL敗退　バレンシア戦後に野次が飛ぶ

　バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、17日のバレンシア戦でキャリア通算500ゴール目を決めた。しかしチームはリーグ戦3連敗。試合後にフラストレーションを抱えたサポーターが、車で帰宅するメッシに「もっと走れ！」と野次を飛ばしたと、スペイン紙「AS」が伝えている。

　バレンシア戦の後半18分、メッシが出したパスをFWネイマールがスルー、ボールは左サイドを攻撃参加したDFジョルディ・アルバに渡る。そしてアルバがエリア中央にラストパスを送ると、ナンバー10は冷静にダイレクトでゴールに流し込んだ。このゴールはバルセロナ通算450得点目。アルゼンチン代表では50ゴールを決めていることもあり、合わせてキャリア500ゴール目の金字塔となった。

　しかしチームは、前半に2失点を喫しており、メッシの追撃弾も実らず1-2で敗戦した。2日の「エル・クラシコ」から続く連敗を止められず、2位アトレチコ・マドリードとは同勝ち点で並ばれ、3位レアル・マドリードとも勝ち点1差となってしまった。またUEFAチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝では、アトレチコに2戦合計2-3で敗れて欧州連覇を逃しており、今季公式戦で39試合連続不敗記録を打ち立てたチームとは思えないほどの不振に陥っている。

　この状況にいら立ちを隠せないのが、本拠地カンプ・ノウに駆けつけたバルセロナサポーターだ。バレンシア戦後、高級車に乗って帰路につくメッシに対して、トゲのある野次が飛んだという。

「ピッチに立っている時よりも、車に乗ってる方が軽快に走っているんだな！」