伊紙も満場一致でミラン本田のライバルに高評価 決勝アシストは「ケーキの上のサクランボ」

トップ下が適性ポジションとする見解も

 「コリエレ・デロ・スポルト」紙は、ボナべントゥーラに6.5点の合格点を与えている。「やっと正確なポジションでプレーした。ミハイロビッチ時代のすべてをこなすアプローチではなく、司令塔としての歩みを見せ、チームの攻撃の中心軸を上げていた。彼のアシストがバッカのゴールにつながった」と評価されている。コリエレ紙はミランのトップ下は、ボナベントゥーラが適任だと主張している。最高評価はゴールを決めたバッカの7。最低点はアレックスの5.5だった。

 そして「トゥット・スポルト」紙は、ボナベントゥーラに両チーム最高となる7点を与えている。「バッカのゴールをアシストしたのは、味わいもボリュームもあるケーキの上のサクランボ」と絶賛している。最低点はベルトラッチの5点だった。

 本田とトップ下のポジションを争うライバルが結果を出し、地元メディアで評価されている。さらに後半43分にボナベントゥーラと交代で、トップ下で途中出場したのは本田ではなくケビン=プリンス・ボアテング。ポジション争いでさらに後退した感のある本田だが、システム変更に伴い代わりにボランチで先発したベルトラッチが、地元3紙で満場一致の酷評となっているのは唯一の救いだ。

 ブロッキ新監督は本田の起用法について、「トップ下か3トップのサイド」と語っていたが、ベルトラッチの低調なパフォーマンスにより、ミハイロビッチ前監督も起用しなかった3ボランチの一角で活路を見出す可能性もあるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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