ヘタフェ監督、ハーフタイムで指示した“久保への一言”とは? 「立ちはだかっていた」
ヘタフェはビルバオに1-5で大敗 久保は先制弾の起点も後半24分に途中交代
ヘタフェは現地時間25日、リーガ・エスパニョーラ第20節でアスレティック・ビルバオと対戦し、1-5の大敗を喫した。新加入の日本代表MF久保建英は2戦連続で先発出場を飾ったなか、ホセ・ボルダラス監督は試合後、ハーフタイムの際に久保に伝えた一言の指示について明かしている。
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今季開幕前に強豪ビジャレアルに期限付き移籍した久保だったが、思うように出場機会を得ることができず、今月8日に契約の打ち切りが決定。同時にヘタフェへの期限付き移籍が発表された。第18節エルチェ戦(3-1)では、合流直後の記録的大雪の影響もあり、一度も練習に合流できないまま途中出場で新天地デビューを果たしたなか、2ゴールに絡む活躍を披露していた。
続くウエスカ戦では初先発を飾り、1-0の勝利に貢献。デビュー後に2連勝と幸先の良いスタートを切っているなか、今節のビルバオ戦でも右サイドで先発を飾ると、試合開始18秒にいきなり先制弾の起点に。高い位置でボールを奪い、FWハイメ・マタへとパスを送ると、そこからボールを受けたMFカルレス・アレーニャのクロスにMFマルク・ククレジャが頭で叩き込んだ。
その後、久保は後半24分に途中交代し、最終的には1-5の大敗を喫したが、スペイン紙「マルカ」は試合後のボルダラス監督のコメントを紹介。「相手守備陣が非常に堅く強力だったので、今日のタケはあまり試合に関与できなかった」と振り返り、ハーフタイムの時に伝えた指示を明かしている。
「ハーフタイムの時に、もっと内側でプレーするように伝えた。右ウイングに近い位置にいて、(ビルバオDFミケル・)バレンシアガが立ちはだかっていたためだ。そこから少し試合に関与できるようになったが、失点を重ねてしまってはその改善も無益となった。圧倒的敗北だったため、チームの攻撃全体を評価することはできない」
ボルダラス監督は難しい試合となったことを指摘しつつ、「久保は多くの要素をもたらしてくれているので助かっている」と、攻撃陣のアクセントとなっていることは強調していた。久保にとって、今後への課題が可視化できた試合とも言えそうだ。