久保建英は「戻ってきてもベンチ」 レアル、ジダン監督の“若手軽視”傾向に現地紙苦言
ウーデゴールの冷遇ぶりが話題 すでに多くの選手が出番を求めて完全移籍
レアル・マドリードは近年、若手有望株の獲得に力を入れ、日本代表MF久保建英もその1人として2019年に加入した。しかし、そうした未来のタレント発掘の成果はいまだに表れていないと、スペイン紙「マルカ」が指摘。その要因としてジネディーヌ・ジダン監督のマネジメントに苦言が呈されている。
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多くのトップスターを世界中からかき集め、“銀河系軍団”と称されたレアルだが、数年前から方針を変更。ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールや同FWロドリゴ、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールなど10代の有望株の獲得に力を入れ始めた。
しかし、チームを率いるジダン監督は在籍期間の長い古参選手を重用し、若手選手の出番は限られている。直近ではウーデゴールの冷遇ぶりが話題になっているが、「マルカ」紙は「ジダン、レアル・マドリードのヤングタレントのマネジメントは大失敗」との見出しで報じ、指揮官が若手たちに信頼を置いていないと指摘している。
ロドリゴは怪我がなければ多くの試合で起用されていた例外だが、DFテオ・エルナンデス(ACミラン)、マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリード)、アクラフ・ハキミ(ドルトムント)など、すでに多くの選手が出番を求めて完全移籍した。
現在はレンタル移籍中のDFヘスス・バジェホ(グラナダ)、MFブラヒミ・ディアス(ACミラン)、MFダニ・セバージョス(アーセナル)、MF久保建英(ヘタフェ)、FWボルハ・マジョラル(ASローマ)、MFレイニエル・ジェズス(ドルトムント)らについては、「彼らは戻ってきたとしても、ベンチでウォームアップすることになるだろう」と予測。このままジダン体制が続けば、彼らも厳しい扱いを受けるのではと将来が危惧されている。
スペイン・スーパーカップ、国王杯(コパ・デル・レイ)で敗退し、1週間で二つのタイトルを失ったことでジダン監督の解任説も過熱している。指揮官への逆風はより一層強まっているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)