「魔法の軌跡を描いた」 マンC司令塔、右足アウトサイドの“芸術アシスト”を海外称賛

マンCでプレーするMFデ・ブライネ【写真:Getty Images】
マンCでプレーするMFデ・ブライネ【写真:Getty Images】

デ・ブライネがクリスタル・パレス戦でマンC通算100アシストを達成

 マンチェスター・シティは現地時間17日、プレミアリーグ第19節クリスタル・パレス戦に4-0と快勝。リーグ戦5連勝で暫定2位に浮上した。今季序盤戦は停滞したものの、ここにきて強さを取り戻した感のあるシティを牽引するのが、プレミア屈指の司令塔であるベルギー代表MFケビン・デ・ブライネだ。クリスタル・パレス戦でも右足アウトサイドでの芸術的なクロスから先制点をお膳立てし、海外メディアから称賛の声が上がっている。

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 リーグ8戦負けなし、4連勝と上昇ムードでホームにクリスタル・パレスを迎えた一戦。シティは前半から攻勢を仕掛けて1点をリードすると、後半にも3ゴールを重ねて4-0と勝利した。

 その完勝劇を導く一撃となったのが、前半26分に生まれたイングランド代表DFジョン・ストーンズの先制点だ。デ・ブライネが蹴った右CKは左サイド後方に流れ、イングランド代表FWラヒーム・スターリングが拾うと、再び右サイドに大きく展開。フリーで待ち構えたデ・ブライネが正確なトラップで足もとに収めると、相手DFタイリック・ミッチェルとMFジェームズ・マッカーサーが距離を詰めてきた。

 一瞬、右利きのデ・ブライネにとってはコースが消されたように見えたが、“現代最強”とも言われる司令塔は右足アウトサイドにかけたクロスを選択。美しい弧を描いたボールは、まるで吸い込まれるようにゴール前に飛び込んだストーンズの頭に合い、先制点が生まれた。

 この芸術的なアシストを受けて、ベルギー公共放送「RTBF」が「彼は足のアウトサイドからジョン・ストーンズの頭まで魔法の軌跡を描いた」と伝えれば、英メディア「スポーツ・バイブル」も「アウトサイドでセンセーショナルなクロスを生み出した」と称賛した。

 シティ公式サイトによれば、デ・ブライネはこれがクラブ通算100アシスト目になったという。現在29歳で、まさにキャリア全盛期を過ごしているデ・ブライネ。プレミアリーグのタイトル奪還、そしてシティの悲願であるUEFAチャンピオンズリーグ制覇に向けて、最大のキーマンであることは間違いないだろう。

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