ラニエリ監督がレスターに終身契約を希望 「ここが私の終着点になる」
新たに7年契約を希望
クラブ史上初のプレミアリーグ制覇が目前に迫るレスター・シティを指揮するクラウディオ・ラニエリ監督は、新たに7年契約を要求し、レスターで指導者人生を終える希望を明らかにしている。英地元紙「サン」が報じた。
「修理屋」の異名を持つイタリアの戦術家は、昨季プレミアリーグで降格危機に瀕したクラブを躍進させた。堅守と、カウンターを武器に勝ち点を積み重ね、2位トットナムと勝ち点7差で首位を独走している。
30年に渡る指導者人生でナポリ、ローマ、バレンシアなどの15クラブを率い、ギリシャ代表も指揮した渡り鳥はレスターを終の住処と 考えている。
「ここが私の終着点になるだろう。チームが長期契約を出してくれることを願っている。6年から7年以上だ。そして、私はここでキャリアを終えることになる」
ローマ出身の64歳は異例の長期契約を求めている。
「私はレスターで幸せだ。クラブを変えることは望んでいない。お金だけが重要とされるこの時代で、われわれは一般の人たちに希望を与えている。来季もプレミアに残留することで目標は達成している。そして、チャンピオンズリーグに挑戦しようとしている。レスターは小さなクラブだが、一歩ずつ進んでいかなければいけない」
クラブ規模も小さいレスターの躍進は、ヨーロッパサッカー界の「おとぎ話」として注目を集めている。レスターを率いるラ ニエリ監督は就任1年目で誰もが予想だにしなかった成果を挙げようとしている。レスターの英雄は希望の終身契約を勝ち取ることができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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