「心を一つに」 闘莉王、ブラジルのコロナ第2波を独自分析「日本にあるものがまだない」
「自粛を守る日本」と頃なり、ブラジルは文化的な対応が「すごく遅れている」と指摘
新型コロナウイルスの感染拡大で1都3県に緊急事態宣言が発令されたなか、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、クリスマス休暇明けに爆発的に感染拡大したブラジルを襲う新型コロナ第2波の現状を緊急リポート。感染者数が世界で3番目に多い母国の状況について、「日本にあるものがブラジルにはまだない」と悲壮に分析したうえで、「心を一つにして戦っていくしかない」と団結を呼びかけている。
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現在ブラジルで実業家として活躍する闘将は、公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回で、ブラジルの新型コロナウイルス感染拡大の現状を特集している。
日本では新型コロナ感染者数が年末年始に急増し、過去最多の数を記録しているが、累計700万件以上で世界3番目の感染者数となっているブラジルもクリスマスをきっかけに第2波を迎えたという。
ブラジル保健省は1月6日の感染者数が6万人以上、死者1242人と発表しているが、闘莉王氏は「病院も受け入れられない状況になっている。それもすごく心配なニュース」「こんな時期に二つ目の波がまた来るというのがすごく心配」と深刻な表情を浮かべていた。
なぜサッカー王国でここまで感染は拡大したのか。ボルソナロ大統領の独特な発言に闘莉王氏は苦言を呈する一方で、「一番の理由としては文化です。みんな自粛を守る日本と違って、ブラジルはそういったところがすごく遅れている」「日本にはあるものが、ブラジルにはまだない」と独自分析していた。
世界各国で感染は広がっているが、「またみんなで力を合わせて、心を一つにして、またコロナに対して戦っていくしかない」と団結を呼びかけていた。
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