上海上港に0-2完敗のG大阪 GS4戦未勝利で決勝T進出に黄信号

エリクソン率いる上海に苦戦の前半

 ガンバ大阪はアジア・チャンピオンズリーグ第4戦、中国の新興クラブ・上海上港をホームに迎えた。かつてイングランド代表などを指揮したズベン・ゴラン・エリクソン監督率いる相手の迫力ある攻撃に劣勢を強いられて、0-2で敗戦。2年連続となる決勝トーナメント進出に黄信号が灯った。

 ここまでのACL3試合で2分1敗と勝ち星を挙げられず、勝ち点2にとどまるG大阪は日本代表FW宇佐美貴史、パトリック、アデミウソンの3人をスタメンで同時起用し、4-2-3-1のシステムでスタートした。一方の上海上港はFWエウケソン、中盤でゲームメークするアルゼンチンMFダリオ・コンカら強力外国人選手がスタメンで出場。ガーナ代表FWアサモア・ギャンはベンチ入りからも外れた。

 試合はアウェーチームが中盤でボールを動かし、G大阪がカウンターを狙う展開になった。その中で14分にパスを受けた宇佐美がドリブルで相手マーカーをかわし右足インサイドでシュートを放ったがGKの正面を突いた。

 しかしその後は上海上港が攻勢を仕掛ける。同18分、ペナルティエリア右45度の位置でエウケソンがMF遠藤保仁のファウルを誘う。これをコンカが直接狙うが、日本代表GK東口順昭が間一髪弾いて事なきを得た。その2分後にはショートコーナーからエウケソンのミドルシュートを東口が弾いたところ、FWユー・ハイに至近距離で詰められたが、これをシュートミスし、G大阪としては命拾いした。

 なかなか攻め手を見いだせないG大阪は同34分、パトリックがDFシー・クーのハードマークに抗議した際、何も手を出していないのに相手が倒れた。このシーンを見逃していた主審がイエローカードを提示する不運までつきまとった。同41分には左サイドに流れたMF倉田秋のパスから宇佐美が再び強烈なシュートを放ったが、相手GKイエン・ジュンリンに弾かれた。

 

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