メッシのゴールシーンが、ニューウェルズ時代にマラドーナが決めたものと“偶然の一致”

　バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、現地時間29日に行われたリーガ・エスパニョーラ第11節オサスナ戦（4-0）で2試合ぶりのゴールを決めた。鮮やかな左足シュートでチーム4点目を突き刺し勝利を決定づけたなか、この得点が先日、心臓発作に見舞われて亡くなった元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏が決めたものと酷似していると海外メディアが指摘し、話題となっている。

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　メッシはオサスナ戦の後半27分、ゴールまで約25メートル付近でボールを受けると、ディフェンダーを次々とかわしてペナルティーエリア手前まで侵入。そこから左足を振り抜くと、鋭い弾道のシュートがゴール右上へと突き刺さり、勝利を決定づけるチーム4点目を決めた。

　得点後、バルセロナのユニフォームを脱ぐと下に着込んでいたニューウェルズ・オールドボーイズの「10番」のユニフォームを披露。天に向かって祈りを捧げ、過去に同クラブに在籍経験のあるマラドーナ氏を追悼する姿が話題となったが、海外メディアはメッシの得点にも驚きの事実があったと伝えている。スペイン紙「マルカ」によると、得点の形がマラドーナがニューウェルズ時代に決めたものと酷似しているという。

「マルカ」は、「メッシがまたやってくれた：1993年にマラドーナがニューウェルズで決めたゴールをトレース」と見出しを打ち、「信じられないような話だが、メッシのオサスナ戦でのゴールは、ディエゴ・アルマンド・マラドーナがニューウェルズで決めたゴールと非常に似ている」と紹介。1993年10月7日、エメレクとの親善試合で生まれたもので、27年前のゴールについて「マラドーナはその時、エリア手前から右足で得点した。メッシも別の角度から左足でそれをやった」と伝えている。

　メッシは2000年にバルサのカンテラに加入するまで、ニューウェルズの下部組織に在籍。マラドーナとは母国で“天才”と称されていることなども含め共通項が多いなか、メッシのマラドーナへ捧げた得点で起きた“偶然の一致”に、海外メディアは熱視線を送っていた。