苦境の大迫勇也、今冬放出の可能性を独紙報道 「本人もブレーメンも満足していない」
移籍の噂が浮上する大迫、ブレーメン幹部は放出の可能性を否定
ブレーメンの日本代表FW大迫勇也は、今季ブンデスリーガ開幕戦のヘルタ・ベルリン戦(1-4)で前半終了後に交代を命じられて以降、レギュラーの座を失っている。浮上のきっかけを掴めずにいるなか、地元メディアからは冬の移籍期間でブレーメンが大迫を放出する可能性があるとの報道も出始めている。
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ブレーメンの地元紙「Weser Kurier」は、大迫の現状について「ユウヤ・オオサコのシーズンは、今のところ満足できるような方向には進んでいない。本人にとってだけでなく、ブレーメンにとっても満足できるものではない」と指摘。そのうえで大迫が主に起用されている攻撃的MF、もしくはFWのポジションではFWジョシュ・サージェント、MFミロト・ラシツァ、MFレオナルド・ビッテンコートの現レギュラー3人が良いパフォーマンスを見せていて割って入る余地がないこと、エースストライカーのFWニクラス・フュルクルクが間もなく怪我から復帰して前線のレギュラー争いがさらに熾烈になることを挙げて、大迫の置かれた状況は非常に厳しいと分析している。
これらに加えて、ブレーメンが新型コロナウイルス対策のための無観客試合による大幅な収入減に直面していることや、大迫自身も出場機会を欲していることも考え合わせると、ウインターブレイク中の移籍は十分にあり得ると同紙は報じている。
ブレーメンでマネージャーを務めるフランク・バウマン氏は、「(大迫の放出について)議題には上がっていない。なぜなら、シーズン後半で我々にはユウヤの力が必要になると確信しているからだ。だから我々のほうから、その方向に進もうという意図は全くない」とクラブ主導による放出の可能性は否定しているが、本人が移籍を志願した場合の方針については明言していない。
大迫とブレーメンの契約は2022年6月30日までとなっていることから、仮に冬に移籍せずとも今季終了後に契約延長に関する話題が出てくるのは間違いない。当分の間は去就を巡る様々な憶測が、大迫について回ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)