G大阪が“変貌”した理由とは? 今季加入のDF昌子源が示した覚悟「闘う集団にしなければ」

「勝ちたいから怪我を恐れずにいく」と積極的なプレーでチームに貢献【写真:小林 靖】
「勝ちたいから怪我を恐れずにいく」と積極的なプレーでチームに貢献【写真:小林 靖】

厳しかった鹿島時代…G大阪には「緩い雰囲気があったんじゃないかな」

 これまで鹿島や海外クラブ、日本代表でプレーしてきた昌子。G大阪に初めて来た時、練習を見て「緩さを感じた」と明かす。鹿島時代は紅白戦で公式戦以上の厳しさを求められたり、練習中から声が飛び交っていた。「チームを変えたい」――。その思いからまずは、できることに取り組むことにした。

「闘う集団にしなければいけない。練習から、勝ちたいから言い合うし、勝ちたいからスライディングもするし、勝ちたいから怪我を恐れずいくし、そういうのは僕もまだまだできていないけど、もっともっと伝えていきたい。自分1人が言ったところですぐにチームが変わるわけでもない。周りが『練習からこんなにいくんや』ってならないとあかん。今、うちがセカンドボールを拾えたり、最後に体を投げ出したりできるのは練習でやっているから。練習から意識を高く保てているのかといった時に、『源くんがいくから』と思われていたら嬉しい。これまでは、緩い雰囲気があったんじゃないかな」

 昌子も試合に出場するようになり、9月19日の札幌戦からは12戦負けなしをマーク。昌子自身は10月14日の横浜F・マリノス戦(1-1)で再び負傷してしまうものの、チームは11月11日の神戸戦まで負けることなく好調を維持し、順位も2位まで上げた。昌子はこの“負けなかった”理由を説明した。

「『締める時には締める』とかよくいろんな人が言いますけど、締める時じゃなくて締まる時は締まる。そういう締まる時を、自分とかが雰囲気で出していけばいいと思っている。ワイワイ練習してもいいけど、締まる時は雰囲気をピリっと出す。例えば(倉田)秋くんと話している雰囲気や、スタメン組が真剣な顔で話している様子とかを見せる。あとは、内容が良くなくても勝てている。それはよく『勝って兜の緒を締めよ』というけど、締めなくてもいい時もあると思っている。勢いに乗ることはすごく大事なことなので。今どういう状況なのかを察知する人は必要。今は『締めなあかん』という時と、『いや、乗ろう。締めなくていい』と判断する人。内容が悪くても勢いが勝たせてくれる」

 昌子自身、特に“変貌”したと感じるのは最終ラインの余裕と若手の成長。昨季まで、G大阪に多かったのはリードした時の終盤の失点だった。90分間粘り切れずに勝ち点3を逃し、残留争いも経験。今では、「ミスは起こるもの」として、カバーし合うことができているという。

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