カンテとポグバが中盤に並んだ際のフランス代表は20勝6分と無敗

　フランス代表は14日に行われたUEFAネーションズリーグのグループステージ第5節ポルトガル戦で、MFエンゴロ・カンテ（チェルシー）のゴールで1-0と勝利した。この勝利でAグループの首位に立ったフランス代表は決勝ラウンド進出を決めたが、カンテは中盤でコンビを組むMFポール・ポグバ（マンチェスター・ユナイテッド）について語っている。フランステレビ局「テレフット」のコメントを英紙「ザ・サン」が報じている。

　ポルトガル戦でMFアドリアン・ラビオが放ったシュートのこぼれ球をゴールに押し込み、決勝点を挙げたカンテには一つのジンクスがある。カンテがポグバと中盤でコンビを組んだ試合で、フランス代表は一度も負けていないのだ。このポルトガル戦を含め、通算26試合で20勝6分という記録を残している。

　所属クラブでレギュラーから外れているポグバは、フランスのラジオ局「RTLフランス」に「キャリアで最も難しい時期を過ごしている」と自身の現状を表現し、フランス代表でプレーすることについて、「新鮮な空気を吸う気分だ」と話したが、カンテもプレミアリーグではライバルとなるポグバとのプレーを楽しんでいるようだ。

「彼（ポグバ）はしばらく負傷していたから、一緒にプレーするのは久しぶりだった。ワールドカップで一緒にプレーしたことを覚えているよ。ポールとプレーすることは光栄だ。ピッチ上では、僕たちは最高の気分だ。僕たちのパフォーマンスも、チームのパフォーマンスにも満足しているよ。自分たちが到達するべきレベルに到達できた」

　ワールドカップに続き、欧州制覇を目指すフランス。ディディエ・デシャン監督にとって、まずはこのペアを組ませることが、目標達成の近道になるかもしれない。