ネイマール、PSGと契約交渉開始へ 年俸アップ求めず…新たに5年契約締結か

パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール【写真:AP】
パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマール【写真:AP】

現行契約は2022年6月で満了、延長へ前向きもPSGへ戦力強化を要求か

 フランス王者のパリ・サンジェルマン(PSG)が、ブラジル代表FWネイマールとの契約延長に向けて、交渉をスタートさせたようだ。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

 ネイマールは2017年にバルセロナからPSGへ移籍。移籍金は当時の史上最高額となる2億2200万ユーロ(約276億円)で、年俸3000万ユーロ(約37億円)の5年契約という超大型契約だ。この契約も2022年6月で満了を迎えることとなっている。

 ピッチ上でのネイマールは、この期待に応える活躍を見せ、公式戦91試合で72得点45アシストを記録。加入後のリーグ・アン3連覇に貢献している。しかし、ピッチ外ではファンとの関係は良好とは言えず、バルサへの復帰願望を隠さずに、移籍市場のたびに多くの話題を振りまいていた。

「ESPN」は、「ネイマールは現在の契約内容に満足しており、クラブと新たな5年契約を延長することを望んでいる」と報じている。PSGとしても、今オフにはウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、ブラジル代表DFチアゴ・シウバを移籍金ゼロで失っているため、ネイマールと契約延長の交渉ができることは望ましい限りだろう。

 なお、クラブに対して年俸アップを求めないとされるネイマールだが、スポーツダイレクターのレオナルド氏に対し、ピッチで結果を出すための戦力強化を要求するという。フランス代表FWキリアン・ムバッペには、レアル・マドリードやリバプールが関心を示し続けている。PSGにとっても、ムバッペをクラブに留められるかは難しいところだ。だが、ピッチ内外で良好な関係にあるネイマールの残留が決まれば、ムバッペの残留への追い風にもなるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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