チアゴ・シウバ、サッカー界のコロナ感染拡大で過密日程に苦言 「僕たちは機械ではない」
3日に1回のペースで試合があるなかで、新型コロナウイルスや負傷による離脱が増加
チェルシーのブラジル代表DFチアゴ・シウバが、欧州で広がっている新型コロナウイルスがサッカー選手たちにも感染している状況について、「試合数が多すぎる」とコメントした。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」や、フランス誌「フィガロ」などが報じている。
シウバは「僕たちはチームとしても個人としても常にアップデートしていかなければならない。私の仲間でもある選手たちは、あまりにも多くの試合がある中でウイルスやほかの負傷などの原因で離脱していっている。僕たちは機械ではない。今のように3日に1回試合をするペースであれば怪我もしやすくなるという研究結果もある。より注意深くなっている」と見解を述べた。
新型コロナウイルスの感染は誰にでも起こり得る状況ではあるが、試合数の増加による疲労蓄積は免疫力の低下を招いている可能性もある。負傷者に関してはこれまでにも過密日程による増加が指摘されてきたが、現在ではさらなる不安要素を選手の立場からは感じているようだ。
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのような世界的スターの感染も話題になり、欧州各国では再びロックダウン(都市封鎖)が行われるなど、冬が近づき再び大流行の兆しを見せている。サッカー界もまた、どのように社会情勢と適合していくかを問われることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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