フィルミーノは“違いを作る選手”…名将クロップが信頼強調 「どれだけ重要な存在か…」
今季公式戦でいまだ1得点も…「どれだけ重要な存在かは説明するまでもない」
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは得点以外でもチームに多くのものをもたらしているとし、“違いを作る選手”とその重要性を改めて強調した。英公共放送「BBC」が報じている。
フィルミーノはエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネとともにリバプール不動の3トップとして2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝や昨季の30年ぶりとなる国内リーグ制覇などに大きく貢献してきた。
しかし、フィルミーノが今季公式戦11試合で1得点にとどまる一方で、新加入のポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが10試合で7得点と強烈なインパクトを残していることもあり、フィルミーノとのポジション争いに注目が集まるようになってきた。
そうしたなかでリバプールを率いるクロップ監督は、“ボビー”の愛称で知られるブラジル代表FWがチームに対して得点だけでは計れない多大な貢献があるとし、その重要性を改めて強調した。
「ボビー・フィルミーノについて何か言う必要はない。彼が我々にとってどれだけ重要な存在かは説明するまでもないだろう。私は時間を無駄にしたくない。
彼はゴールを決めなくても、多くの試合で違いを作り出してきただろう。今さら私がボビー・フィルミーノのクオリティーについて話さなければいけないのなら、それは恥ずかしいことだ。それが必要な人たちのことを助けることはできないよ。申し訳ない」
リバプール加入後のフィルミーノは、これまで182試合に出場して58得点を決めている。得点数はサラー、マネに比べれば少ないが、アシストやチャンスメーク、前線でプレスの起点となるなど幅広い活躍が光っている。ジョッタの台頭でチームのポジション争いが激化したことは間違いないが、クロップ監督はそれでもフィルミーノの立場が揺らぐことはないと主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)