ビジャレアル会長、レンタル中の久保建英に言及 「選手、レアル、我々の3者に有益」
フェルナンド・ロッチ会長は「交渉は良いものだった」とレアルから獲得した久保に言及
日本代表MF久保建英は今季、レアル・マドリードから1年間の期限付きでビジャレアルへ移籍した。リーグ序盤戦はベンチスタート続きでウナイ・エメリ監督の起用法に疑問符がつけられることもあったが、移籍後初ゴールを挙げたUEFAヨーロッパリーグ(EL)の活躍もあり、プレー時間は伸び始めている。ビジャレアル会長も、久保のレンタルは「有益なもの」と評価した。スペイン紙「スポルト」が報じている。
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記事によれば、現地時間11月2日に行われたリーガ第8節バジャドリード戦に勝利後、ビジャレアルのフェルナンド・ロッチ会長がスペインのラジオ局「オンダセロ」の番組「El Transistor」の取材を受けたという。
そこで、バレンシア出身のロッチ会長は久保の状況について、「3者にとって有益なもの」だと語り、保有権を持つレアル、戦力を補強したビジャレアル、そして久保自身にとって意味のあるものだとした。
「交渉は良いものだった。3者にとって良い状況だと思う。なぜなら、選手はここで成長することができるのだから。それに選手だけではなく我々、マドリードも同様だ」
また、開幕からリーグ戦6試合連続でベンチスタートとなった時期には、エメリ監督の起用に対する批判やレアルが久保のレンタルを打ち切る可能性についてもスペインメディアでは報じられたが、ロッチ会長によれば、期限前の契約破棄に関する条項はないという。
「我々はとても良いプレーをしていて、素晴らしい選手層を抱え、良い形に行くのを期待している」
ポジションは確約されておらず、“自らの活躍でレギュラーを勝ち取れ”とばかりにコメントを残したロッチ会長。バジャドリード戦では決定機を逃して、現地でも厳しい評価となっているが、今後巡ってくるチャンスでアピールできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)