シント=トロイデン日本人CEOと“辞任要求”の現地サポーターが初会合 「最初の一歩を踏み出せた」

シント=トロイデン幹部らがサポーター団体の代表らと会合を実施(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
シント=トロイデン幹部らがサポーター団体の代表らと会合を実施(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

不穏な空気が漂っていたクラブとサポーターが2時間超の対話、立石CEOらが出席

 ベルギー1部シント=トロイデンは、現地時間25日に行われたリーグ第10節スタンダール・リエージュ戦に2-0で勝利し、開幕戦以来の白星を手にした。その試合を迎えるまで8戦未勝利(3分5敗)と不振に陥っていたなか、チームの戦いぶりに不満を募らせていたサポーターは、9月末と10月中旬にそれぞれ文書でクラブ幹部との会合を要求。その求めに応じて、立石敬之CEOとダビド・メーケルス会長が29日に地元サポーター団体の代表との会合を実施したと、ベルギー紙「Het Belang van Limburg」が報じている。

 新型コロナウイルスの感染再拡大を考慮してオンラインで行われた今回のデジタル会合では、立石CEOらがクラブの現状と今後の方針について説明するとともに、参加したサポーターからも様々な意見や要望が出されたという。2時間超となった会合を終えて、サポーターはクラブとの意思疎通に手応えを感じたようだ。

 会合に参加したマイク・スワイゼン氏は、同紙の取材に対して「しっかりとこちらの話を聞いてもらえたし、この会合が事前に仕組まれたショーのようなものではないと感じた。立石さんもメーケルスさんも素晴らしいアイデアを語ってくれたし、『サポーター不在のクラブはクラブではない』とも言ってくれた。この会合が実現してくれて嬉しい」と喜びの言葉を口にし、さらに「私たちはオープンな場でのコミュニケーションを要望し、クラブからはその機会を作ると約束してもらえた。もっとクラブに関わりたいと思っている。私たちには『シント=トロイデンを助けたい、もっと良くしたい』という気持ちしかないんだ」として、今後はクラブとサポーターとの交流の場を定期的に設けていくことで意見が一致したとも明かしながら、シント=トロイデンの巻き返しに期待を寄せている。

「今回の会合で、初めて立石さんと話すことができた。ここまで長い時間がかかったが、遅すぎたわけではない。最初の一歩は踏み出せた。シント=トロイデンがじきに正しい方向に進んでいくことを願っている」

 先月開催されたホームゲームでは、クラブ幹部の辞任を要求する横断幕が掲げられるなど、クラブとサポーターの間に不穏な空気が漂っていたが、直接対話したことで溝は埋まったようだ。

(Football ZONE web編集部)

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