ミラン本田、同点弾起点も決定機で痛恨のシュートミス… 数的不利のラツィオ相手に1-1ドロー

本田へのファウルで相手MF退場も…

 後半開始直後にミランはラツィオ最終ラインのクリアミスを突き、バッカが抜け出してシュートを放ったが相手GKに阻まれた。続く同6分にもボナベントゥーラが左サイドから切り込んでシュートを放ったが、これもわずかにクロスバーの上。リードを奪うビッグチャンスを生かせなかった。

 本田が最もゴールに迫ったのは同9分、中盤で受けたファウルからの素早いリスタートで攻撃が展開されると、左サイドからバッカが中央に走り込んだ本田へ。ゴール正面、ペナルティーエリアすぐ外でフリーになってシュートを放った本田だが、クロスバーの上へシュートを外してしまった。

 攻勢に出るミランは同23分には本田が魅せる。右サイドから上げたクロスがファーサイドでフリーになったボナベントゥーラへ。狙い澄まして右足インサイドで合わせたボレーシュートはゴールポストを直撃。勝ち越しゴールが奪えそうで奪えないもどかしい展開になってしまった。

 同39分には自陣でボールを受けた本田がカウンターを発動しようとドリブル突破を仕掛けたところで相手MFセナド・ルリッチのファウルを受け、これが2枚目のイエローカードになり退場処分に。直後に本田は交代でベンチに退いた。その後も10人のラツィオを最後まで攻略しきれずに試合終了。1-1の引き分けに終わった。

 インテルとローマの直接対決が引き分けに終わり、フィオレンティーナも引き分けと上位陣との差を詰める大きなチャンスだったが、ミランもドロー決着と勝ち点差を詰められないもったいないゲームになってしまった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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