WEリーグ参入決定の浦和、申請を後押ししたクラブ内の結束 「未来永劫存在しなければならない」

なでしこジャパンにも参加する南は「女子サッカーにとって大きな一歩」と期待

 また、現在のなでしこジャパンにもコンスタントに選出されているDF南萌華は、「トレーニングのできる時間が多く確保されることで、個々のレベルがある。海外からの選手も来てくれることで、リーグ全体のレベルも上がると思う。そうやってレベルアップすることで、代表チームのレベルも上がると思う。女子サッカーにとって大きな一歩になると思う」と、日本女子サッカー全体の強化につながると期待を寄せた。

 男子ではJリーグ屈指の観客動員数と予算規模を持つ浦和だが、立花代表は「レッズレディースの予算は独立、自主自立でやるということでなければいけないと思っている」と、女子のプロ化にあたり男子チームに頼った運営はしないという考えを示した。

 浦和は今季なでしこリーグで、南や安藤に加え、なでしこジャパンにも選出されるGK池田咲紀子、MF猶本光、FW菅澤優衣香らの主力を擁して首位に立ち優勝にも近づいている。WEリーグの初代女王候補1チームであるのは間違いないだけに、約1年後の開幕に向けてどのような活動が行われていくか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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