G大阪MF遠藤、磐田では「驚きを披露できたら」 試合出場こだわり新天地へ「悔しい思いもあった」

ジュビロ磐田へ期限付き移籍を発表したMF遠藤保仁と小野忠史社長【写真:ⓒ GAMBA OSAKA】
ジュビロ磐田へ期限付き移籍を発表したMF遠藤保仁と小野忠史社長【写真:ⓒ GAMBA OSAKA】

G大阪在籍20年のレジェンドが今季終了までの期限付き移籍で磐田へ

 ガンバ大阪は5日、MF遠藤保仁がJ2ジュビロ磐田へ期限付き移籍すると発表した。期間は21年1月末までで、この日、オンラインで記者会見を実施。今年7月4日のセレッソ大阪戦でJ1通算最多となる632試合出場記録を樹立したが、今季はリーグ戦11試合出場、先発は3試合のみにとどまっていた。常に「目の前の試合出場」にこだわるG大阪の“顔”が、J2の舞台で新たな挑戦に踏み切った。会見では“20年ぶり”となる移籍を決意した理由を明かした。

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 1998年に鹿児島実業高校から横浜フリューゲルスに加入。2001年に京都パープルサンガ(当時)からG大阪に加入した。今季で在籍20年目となる。昨年8月2日、第21節ヴィッセル神戸戦では自身が「ものすごく価値がある」という公式戦1000試合出場を達成。日本代表でも最多となる国際Aマッチ152試合出場の記録を保持している。プロ23年目を迎えた今年は、J1通算出場数で新記録となる通算632試合を達成。記録はここまで通算641試合まで伸ばしているものの、今季のリーグ戦先発はわずか3試合にとどまっていた。

 一方の磐田は今季、J2リーグで7勝9分け8敗の13位と低迷。成績不振からフェルナンド・フベロ監督の退任が決定し、鈴木政一強化本部長が新指揮官に就任することが発表された。磐田には日本代表でもともにプレーし、G大阪時代に遠藤の“相棒”としてボランチを組んだ元日本代表MF今野泰幸も在籍しており、“名コンビ”の復活も期待される。

 そんななか、オンライン会見に応じた遠藤は、率直な感想として「20年近くお世話になった感謝と新しいチャレンジに挑む楽しみと両方ある」と明かし、移籍に踏み切った理由を説明した。

「新しいチャレンジしたいという思いと、試合をたくさん出場時間も含めてたくさんゲームに出たいという思いが強くあった中での移籍。(先発落ちしていたことは)小さな要因ですけど、常に競争があるなかでなかなか試合に絡めない。そのなかでは悔しい思いもあった。ガンバ大阪で競争があるのは当たり前でそのなかでなかなかチャンスを生かせなかった。小さな要因がいっぱい重なって大きなものになるので、(移籍の理由として)これはというのはなかなか言いづらいですが、より多くの試合により多くの時間をという思いは常日頃持っているし、新しいチャレンジをしたいというのも常日頃持っているので積み重なったなかでの今回の移籍になったと思う」

 目の前の一戦にこだわる遠藤らしい決断。百戦錬磨の遠藤だが、新天地の磐田では新しい競争が待っている。

「自分のプレースタイルは選手も分かっていると思うので、それ以上の驚きを披露できたらいいなと思っていますし、ほとんどの選手ははじめてやるので、練習から自分の特徴を明確に伝えていけたら。ハードワークやフィジカル重視ですけど変化を加えられる選手は見ていて楽しいと思うのでそういう選手に向こうでもなれたら。僕が向こうにいっても試合に出られる保証はないので、新人のようにゼロからのスタートでワクワクしています」

 磐田ではパワーアップした“新生・遠藤”が見られることになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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