「南野を目の前にして…」 リバプールFWの退団事情を海外記者が解説「無理だった」

シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍したFWライアン・ブリュースター【写真:Getty Images】
シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍したFWライアン・ブリュースター【写真:Getty Images】

下部組織出身のブリュースターがシェフィールドへ完全移籍 「3年間の買い戻しオプションがある」

 リバプールのFWライアン・ブリュースターは現地時間2日、シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍した。将来を有望視されていた生え抜きストライカーを放出することになったが、海外記者は「フィルミーノ、そして南野を目の前にして、今季出場機会を勝ち取ることはできなかっただろう」と指摘している。

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 昨季30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプールは、今夏の移籍市場でバイエルン・ミュンヘンからスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ、ウォルバーハンプトンのポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタを獲得したため、戦力が飽和状態となっていた。

 選手の売却に動くことが予想されていたなか、リバプールは下部組織出身の20歳ブリュースターをシェフィールドに2350万ポンド(約32億円)で完全移籍で売却したと発表した。クラブの未来を担う有望株と評されていただけに、サポーターからは放出を悲しむ声も沸き起こっていた。

 そうしたなか、米メディア「ジ・アスレチック」でリバプールの番記者を務めるジェームズ・ピアース氏は、自身の公式ツイッターで「ブリュースターが去る姿を見るのは残念なことではあるが、プレミア未出場の選手が2350万ポンドを置き土産にしてくれたのは大きい。フィルミーノ、そしてミナミノを目の前にして、今季出場機会を勝ち取ることは無理だっただろう」と指摘している。

 一方で、「3年間の買い戻しオプションと15%の転売条項が結ばれている」と、今後の活躍次第ではリバプールに帰還する可能性も十分にあることを説明していた。世界屈指の攻撃力を誇っているため、若手が出場機会を手にしにくい環境になっているリバプールだが、プレシーズンでも印象的なプレーを見せていたブリュースターの飛躍をクラブも期待しているはずだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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