「次元が違う」 “神様”ジーコ、アマチュア時代の日本で決めた“超絶FK”10連発に反響

Jリーグ創成期を彩ったジーコ氏【写真:Getty Images】
Jリーグ創成期を彩ったジーコ氏【写真:Getty Images】

来日1年目の1991-92シーズン、JSL2部で決めたゴラッソ動画を投稿

 日本サッカーがプロ化に向けて動き出した1990年代以降、その発展に大きな貢献を果たした1人が元ブラジル代表MFジーコ氏だ。世界的名手としてはもちろん、Jリーグ最多優勝を誇る鹿島アントラーズの礎を築いた哲学は、今もクラブに息づいている。そんな「サッカーの神様」と称されたジーコ氏が自身の公式インスタグラムを更新。来日1年目の1991-92シーズンに、前身の住友金属で決めた直接FK10連発の映像を投稿すると、「次元が違う」「天才!!」など反響を呼んでいる。

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 卓越したテクニックと得点力を誇ったジーコ氏は、母国の名門フラメンゴで長年プレーし、ブラジル代表としても1978年、82年、86年とワールドカップに3度出場。セレソンの10番を背負ったスーパースターは、91年に鹿島の前身である住友金属に加入し、“常勝軍団”の礎を築いて94年に引退した。日本代表監督などを経て、現在は鹿島のテクニカルディレクターを務めている。

 そんな伝説の司令塔が公式インスタグラムに投稿したのが、前身の住友金属時代に決めた直接FK10連発の映像だ。来日1年目の1991-92シーズン、ジーコは日本サッカーリーグ(JSL)2部に参戦。当時の映像を見る限り、とても世界的スーパースターがプレーするような試合会場ではないが、“神様”はワールドクラスの技を披露し続け、22試合21ゴールで得点王に輝いている。

 今回ジーコ氏が投稿した映像は、関係者が撮ったと見られるものもあるが、右足から放たれるFKのスピード、コースとも当時のピッチコンディションなどの環境面を考えれば、驚異的と言えるものばかりだ。投稿のコメント欄でも、海外ファンから「センセーショナル!」「次元が違う」「なんというレパートリー! 天才!!」「なんて足だ、マエストロ!」など称賛が寄せられていた。

 アマチュア時代の日本のサッカーファンに、世界最高峰の技術とプロとしての振る舞いを見せ続けたジーコ氏。どんな環境でも全力を尽くした“神様”が、Jリーグ創設前夜の日本に降り立ったことは、今振り返っても「奇跡」と呼べる出来事だったかもしれない。

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