吉田麻也、敵地で今季初勝利に貢献 失点場面は「コンビネーションに問題」と厳しい評価も
サンプドリアは第3節フィオレンティーナ戦で2-1の勝利
イタリア・セリエAのサンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也は、2日のリーグ第3節フィオレンティーナ戦に今季初のスタメンでフル出場。チームは2-1で今季の初勝利を挙げたが、吉田自身のプレーには厳しい評価となった。
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敵地に乗り込んだサンプドリアは、前半のうちに元イタリア代表FWファビオ・クアリアレッラのゴールで先制。後半に入ってフィオレンティーナのFWドゥサン・ヴラオビッチに同点ゴールを奪われたが、残り7分でMFヴァレリオ・ヴェッレの決勝ゴールで勝利を収めた。
開幕2連敗と苦しんだサンプドリアはこれで初勝利となったが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は吉田に「5点」の低評価で「サンプドリアの守備陣は踊らされたが、彼も例外ではない。多くの危険なピンチがあったが、相手のアタッカーに助けられた」と、フィオレンティーナの決定力不足に救われたという見方だった。
また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では吉田は「5.5点」とされ「スタメン出場だった相手のクリスティアン・クアメは厄介な相手となり、しばしばファウルを余儀なくされた。失点場面はトネッリとのコンビネーションに問題があったにしても、時間の経過とともに良くなった」と評価した。
失点場面は、相手がミドルシュートの体勢になった時にラインを止めたDFロレンツォ・トネッリに対して、ゴール前に詰める相手についていった吉田で対応が分かれた。その結果として、当たり損ねたシュートがオフサイドにならなくなったヴラオビッチに渡り、決められている。
名門フィオレンティーナとの戦いで厳しい評価こそ受けたものの、チームのシーズン初勝利のピッチでフル出場した吉田。ポジション争いはあるものの、セリエAでの2シーズン目でまずは一つ結果を残したと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)