久保建英、4戦連続の途中出場…巧みなドリブル披露も得点絡めず ビジャレアルは3-1快勝
中2日でのアラベス戦、FWアルカセルが2ゴール
ビジャレアルは現地時間9月30日、リーガ・エスパニョーラ第4節でホームにアラベスを迎え、3-1で勝利した。開幕から4試合連続でベンチスタートとなった日本代表MF久保建英は、後半30分から途中出場。巧みなドリブル突破を見せるも、得点に絡むことはできなかった。
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前節バルセロナ戦(0-4)の大敗から中2日、厳しい日程で迎えた一戦を前に久保の先発を予想する現地報道も出ていたが、ウナイ・エメリ監督は4-3-3の布陣をチョイス。攻撃陣では右サイドのレギュラーであるMFサムエル・チュクウェゼを先発から外した一方、久保もベンチスタートとなり、右ウイングにはエースのFWジェラール・モレノが入った。
試合が動いたのは前半13分、MFダニエル・パレホのスルーパスに右サイドバックのDFマリオ・ガスパールが反応。ゴールライン付近からダイレクトでグラウンダーのクロスを折り返すと、ニアサイドに走り込んだFWパコ・アルカセルが右足で巧みに合わせて先制ゴールを流し込んだ。
幸先の良いスタートを切ったビジャレアルだったが、同36分、痛恨のミスから同点弾を献上してしまう。アラベスFWデイヴェルソンの背後を狙ったロングフィードに対し、GKセルヒオ・アセンホが飛び出して対応しようとするも目測を誤り、高くワンバウンドしたボールを取り損ない、MFエドガル・メンデスに無人のゴールに流し込まれた。
ホームで苦しい展開を強いられるビジャレアルだったが、同43分に敵陣ペナルティーエリア内でガスパールが相手DFフロリアン・ルジューヌに倒され、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの末にPKを獲得。同45分、このPKをG・モレノが決めて2-1でゲームを折り返した。
後半はやや膠着状態となったなか、同22分、MFモイ・ゴメスからの斜めの縦パスに抜け出したG・モレノが右足でシュート。これはゴール左ポストを直撃するも、跳ね返りをアルカセルが詰めて3点目を奪った。
そして同30分、MFマヌ・トリゲロスに代わって久保が投入される。4試合連続の途中出場となったなか、左サイドに入ると、同37分には自陣での巧みなトラップから相手のプレッシャーを受けながらも力強いドリブル突破を披露した。
後半アディショナルタイムにはペナルティーエリア内で左足シュートもGK正面をつき、試合も3-1のまま終了。再び中2日で迎える次節の強豪アトレティコ・マドリード戦での活躍に期待が集まる。