過密日程のなかターンオーバー制が奏功か

「悲しい出来事が起こったことを知っても、我々はベストのパフォーマンスを見せる義務があった。そのなかで、チームは今日も信じられないプレーを見せてくれた。最近の我々は多くの試合をこなし、コンディションの回復に時間がかかる選手もいた。そのなかで、運動量の多いマインツの試合だったが、選手たちは信じられないほど優れた守備、攻撃を見せてくれた」

　タフなマインツを相手に、得点を挙げたロイスと香川らが見せたクオリティーの高いプレーに対して、指揮官は賛辞を送った。チームはUEFAヨーロッパリーグとDFBポカールを勝ち上がっているため、2月に入って以降は常に週2試合のペースで公式戦をこなす過密日程を強いられている。香川をはじめとした中心選手をあっさりメンバー外にするなど、大胆なターンオーバー制を敷く42歳の知将だが、この日は「背番号23」のスペシャリティーを再確認する90分間になったようだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images