ウエスカ岡崎がゴール関与、ビジャレアル久保はトップ下出場 日本人対決は1-1ドロー

ビジャレアルMF久保建英とウエスカFW岡崎慎司【写真:Getty Images & SD Huesca】
ビジャレアルMF久保建英とウエスカFW岡崎慎司【写真:Getty Images & SD Huesca】

ウエスカが先制するも、後半にビジャレアルが同点ゴール

 現地時間13日に行われたスペインのラ・リーガ開幕節で、MF久保建英が所属するビジャレアルとFW岡崎慎司が所属する昇格組のウエスカが対戦し、1-1のドローに終わった。久保は後半32分から出場したなか、フル出場の岡崎はゴールに関与する働きを見せ、今季初のラ・リーガ日本人対決は痛み分けに終わった。

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 ビジャレアルが本拠地でウエスカを迎え撃った開幕戦は、久保がベンチスタートとなった一方、岡崎が1トップでスタメン出場。最初にチャンスを生み出したのはビジャレアルだ。

 前半6分、速攻から右サイドハーフのナイジェリア代表MFサムエル・チュクウェゼが鋭いカットインを見せ、エリア内に侵入したスペイン代表FWジェラール・モレノへパス。G・モレノは鋭い反転から右足でシュートを放つも、これは相手GKアンドレス・フェルナンデスに阻まれた。

 その後は両軍ともに相手ゴールへ迫る場面を作るも決定打を欠くなか、前半42分にスコアが動く。ウエスカが自陣からパスをつなぎ、岡崎のポストプレーから一気にスピードアップして右サイドへ展開。右サイドバックのDFパブロ・マフェオが広大なスペースでボールを受けると、そのままドリブルで切れ込んでゴール左隅に鮮やかなシュートを流し込んだ。

 後半も一進一退の攻防が続くなかビジャレアルが徐々に攻勢を強め、後半23分にFKの混戦からウエスカDFマフェオの腕にボールが当たり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認を経てPK判定。これをG・モレノが冷静に決めて、ビジャレアルが1-1と試合を振り出しに戻した。

 同点に追いついた後半32分にビジャレアルが一気に3人を交代。直前に左足を痛めたMFフランシス・コクランが緊急交代を強いられた一方、久保がスペイン代表FWパコ・アルカセルとの交代でトップ下に入り、G・モレノがトップ下から1トップに回る陣形へと変更した。

 トップ下の久保はコンビネーションプレーで何度か打開を試み、後半アディショナルタイムには鋭いドリブルからファウルを誘発してFKのキッカーも担当。さらに混戦の中から久保が叩きつけるような左足のシュートを放ち、FWフェルナンド・ニーニョがゴール前で触るも、これは相手GKの好セーブに阻まれている。ボールに触る機会が限られた久保だが、新天地デビュー戦でまずまずの存在感を示した。

 終了間際にCKからウエスカがネットを揺らすもオフサイド判定。ビジャレアルにとっては肝を冷やす場面となったなか、試合はそのまま終わり、日本人対決は1-1で痛み分けとなった。

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