ネイマール抜きのバルサは完勝

　リーグ、UEFAチャンピオンズリーグ、スペイン国王杯の2年連続3冠を狙うクラブの中でのパーティーだっただ けにクラブはおかんむり、と思うところだが実情は違う。ネイマールはラージョ戦後、チームから許可を得た上で帰郷した。今回は、正式な“リフレッシュ休暇”といった趣である。ここまで都合がいいと、ラファエラさんの誕生日に合わせてわざと警告をもらった可能性もなきにしもあらずだが、本人はつゆ知らずと羽を伸ばしていた。

　ネイマールがくつろぎ、故郷で楽しんでいる間にも、バルセロナは4-0で完勝し、確実に勝ち点を積み重ねている。6日のエイバル戦では「MSNトリオ」を形成するアルゼンチン代表リオネル・メッシと、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが得点をマークし、3人で挙げた今季公式戦ゴールは「100」に到達した。またカンテラ出身で“新たなM”として株価上昇中のスペイン代表 FWムニル・エル・ハダディも先制点を挙げるなど、破壊力抜群の前線は一層充実している。

　ネイマールは、木曜日にもクラブの練習に合流する予定だ。英気を養った「N」の帰還によって、バルセロナの勢いはさらに加速するだろう。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images