メッシ元代理人、インテルへの移籍濃厚と断言 「税金の支払いが少なくて済む」
ジョゼップ・マリア・ミンゲージャ氏はインテルが最有力と明言
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシはバルセロナからの退団希望が明らかになったが、元代理人はセリエAのインテルが税制の理由から高確率で移籍先になるとの見方を示した。スペインのラジオ局「カデナ・コペ」が報じている。
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メッシは下部組織時代からバルセロナで過ごしてきた生え抜きの象徴的存在だが、今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でバイエルンに2-8の歴史的大敗。シーズン中の監督交代もあり、国内タイトルも含め12シーズンぶりの無冠となった。さらに、新監督にロナルド・クーマン氏を選定した判断もメッシにとっては不服なもので、クラブに対する不信感はピークに達して退団の意思を示したとされる。
2021年まで結んでいた契約では違約金7億ユーロ(約880億円)が設定されていたが、メッシ側からは契約打ち切り可能な条項が存在。バルセロナ側は6月10日で失効していると主張しているが、メッシは新型コロナウイルスの影響でシーズンが延びたことにより、現在からの行使を主張。これが認められれば、他クラブへの移籍も現実的なものとなる。
そうしたなかで、メッシの元代理人であるジョゼップ・マリア・ミンゲージャ氏は「カデナ・コペ」に対し、「メッシはすでにチームを選んでいるだろう。それはインテルだ。イタリアは今、税金の支払いが少なくて済む。実際にクリスティアーノ・ロナウドもいる。イングランドでメッシを見るのはかなり難しいだろう。(アルゼンチン代表FWセルヒオ・)アグエロや(ジョゼップ・)グアルディオラがいるのは理由にならない。イタリアは今、多くの投資をしてリーグとしての魅力を取り戻してきている」と話し、税制を大きな理由とするインテル行きが濃厚だとの見解を述べた。
インテルはオーナー企業である中国の蘇寧グループが、メッシ獲得であれば巨額予算を追加するとも報じられている。ロナウドがユベントス、メッシがインテルを背負ったセリエAの覇権争いが実現することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)