インテル・コンテ監督、来季も指揮へ クラブ公式が声明発表「プロジェクトを続ける基盤が確立」
EL決勝で敗退後、自ら退任の可能性に言及 「このままもう1年は過ごしたくない」
先日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝でセビージャに敗れた試合後に辞任を示唆していたイタリア・セリエAの強豪インテルを率いるアントニオ・コンテ監督が、クラブとの話し合いの末に留任することが濃厚になった。インテルが公式コメントを発している。
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まずコンテ監督は2-3で敗れた試合後、フラッシュインタビューで衛星放送局「スカイ・スポーツ」に対して「クラブとは冷静になってから話す。私がいてもいなくても、クラブは将来を計画する。あらゆる面から厳しいシーズンだった。インテルにとって最善の決断が必要だ」とコメントした。
そして試合後の記者会見でも自身の去就について言及。「多くのものを与えたと思うし、それ以上のものを受け取った。その意味では非常に喜ばしい。だが、今季のいくつかの状況は気に入らなかった。私には家族もいる。全てにおいてサッカーを優先して良いのか考えなければいけない。すべてのことには限界がある。私生活に影響を与えたくない。このままもう1年は過ごしたくない」と話したことがイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などで報じられていた。
そうしたなかでインテルが現地時間25日にコンテ監督と会談し、「今日の会議は、継続性と戦略の共有という名目で建設的だった。それによって、一緒にプロジェクトを続けるための基盤が確立された」として、事実上の指揮官継続を発表した。
ここ数時間で元ユベントス監督のマッシミリアーノ・アッレグリ氏らの後任候補の名前も挙がったインテルの監督人事だが、急速にその問題は収束したようだ。今季はリーグ2位でEL準優勝と復活を印象付けたコンテ監督の初年度だっただけに、来季の注目チームであることは間違いないと言えるだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)