インジャ戦で大爆発！　今季5試合6得点で昨季ゴール数を上回る

　セルビア1部パルチザンの日本代表FW浅野拓磨が、現地時間22日に行われたリーグ第5節インジャ戦に先発出場し、初のハットトリックを達成した。これで4試合連続の通算6ゴールとした浅野は、リーグ得点ランキング首位に浮上。この活躍に海外メディアも「勝利のヒーロー」と伝えている。

　パルチザンで2シーズン目を迎えた浅野は、第2節ノヴィ・パザル戦（2-3）から3試合連続ゴールと好調を維持するなか、今節のインジャとのホームゲームを迎えた。浅野が最初に輝きを放ったのは、1-0とリードした後半3分、敵陣右サイドでボールを受けると中央へカットイン。味方とのワンツーで鋭くペナルティーエリア内に侵入すると、相手GKが前に出てきたところを左足で冷静にシュートを流し込んだ。

　これで波に乗った浅野は、チームが1点を追加して迎えた同20分、ハーフウェーライン付近からの縦パスに抜け出すと、最後はFWウマル・サディクのお膳立てにより2点目をゲット。さらに同31分にはゴール前に入り込み、左サイドからのグラウンダークロスをトラップし、倒れ込みながらハットトリックとなる一撃をねじ込んだ。

　4試合連続ゴールをマークし、5-0の快勝に大きく貢献した浅野の活躍に現地メディアも注目。セルビア紙「Alo!」が「今季ファンタスティックなタクマ・アサノが輝いた」と伝えれば、同じくセルビア紙「Informer」も「黒と白のサムライがハットトリック！」と見出しを打ち、「勝利のヒーローはタクマ・アサノだった」「得点リストのトップに躍り出た」と報じている。

　4戦連続ゴールによって今季5試合6得点とし、すでに昨季の23試合4得点を超えた浅野。これでセルビア1部リーグの得点ランキングでも、FWネナド・ルキッチ（バーチュカ・トポラ）の5ゴールを上回りトップに躍り出るなど、絶好調の浅野に海外メディアも注目しているようだ。