“無冠”バルサ、ベテラン売却を計画? スアレス&ラキティッチが放出要員と現地紙報道
CLで歴史的惨敗、クーマン新監督招聘で12年ぶり無冠のチーム再建に着手
バルセロナはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝バイエルン戦(2-8)で歴史的惨敗を喫し、リーガ・エスパニョーラでは宿敵レアル・マドリードに覇権を譲るなど、12年ぶりに無冠でシーズンを終えて危機的なオフを迎えている。ロナルド・クーマン新監督の下での再建が必要とされるが、クラブは長年貢献してきたウルグアイ代表FWルイス・スアレスとクロアチア代表MFイバン・ラキティッチを放出要員と考えているようだ。
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バルサが現在抱える大きな問題点として、“主力の高齢化”がある。去就が注目されるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが32歳となったことはもちろんのこと、各ポジションの主力が5~10年ほど変わらずにプレーし続けたため、年齢が軒並み30代に突入している。そのなかで2人のベテランの放出が「バルセロナの優先事項」と同紙は伝えている。
まずは、公私ともにメッシと抜群の関係性を見せる33歳スアレスの処遇についてだ。圧倒的な決定力を誇っていたものの、近年は怪我に苦しんでいる。本人にもメジャーリーグサッカー(MLS)だけでなく、古巣であるオランダの名門アヤックスからもオファーが来ていると伝えられ、大きな決断が下されることになるかもしれない。
スアレス以上にバルサとの別れが近づいているのは、中盤でいぶし銀の働きを見せた32歳のラキティッチだろう。ここ数年は移籍市場が迫るごとに退団の噂が流れていたが、同紙はクラブ内での序列を下げていると見ている。こちらもかねてより復帰説が囁かれていたUEFAヨーロッパリーグ(EL)王者セビージャとの交渉が“最も簡単なもの”としている。
クーマン監督はメッシの慰留、若き有望株の積極登用などの意向を打ち出している。その一方で、バルサのユニフォームを脱ぐビッグネームは今後も増えるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)