「終わったわけではないので…」

　前半の日本は韓国を圧倒し、試合を通しても失点シーン以外にほぼ決定的な場面はつくらせなかった。しかし宮間は「内容どうこうではなく勝たなければ意味がない。本当に残念です」と、結果を残せなかった自分たちを自責した。

　オーストラリア戦後、「とにかくあと4勝、まだチャンスはあると思うので、気を引き締めて臨みたい」と、残り試合全勝を誓っていた宮間だが、有言実行とはならなかった。「得点に絡むことが仕事だと思っていたので、絡めなかったことに責任を感じている」と攻撃面で自身の役割を果たせなかったことにも、反省しきりの様子だった。

「終わったわけではないので、全員で切り替えていきたい」

　自力突破は消滅し、窮地に追い込まれたなでしこジャパン。チームをけん引する主将は、残された3試合に全神経を集中させていた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images