ウエスカ岡崎、スペイン1部挑戦に地元紙も期待 「満足するどころか、決定的な役割を…」
チームトップの12得点を挙げ、サポーターが選ぶ年間ベストゴールにも輝くなど存在感
ウエスカのFW岡崎慎司は今季、チームのスペイン1部リーグ昇格に貢献し、2020-21シーズンの契約延長も正式に発表された。来シーズン、憧れのリーガ・エスパニョーラに挑むなかで、地元紙「ヘラルド」で「引き続き活躍できることを証明したい」と意気込みを語っている。
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岡崎は昨季限りでプレミアリーグのレスターを退団し、今季開幕前にスペイン2部マラガと契約。しかし、クラブの総額年俸の超過により選手登録ができずに契約解除となり、その2日後に同じ2部のウエスカと延長オプション付きの1年契約を結んだ。
シーズン中はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるゴール取り消しに何度も遭いながら、37試合(うち先発26試合)に出場してチームトップの12ゴールをマーク。2006-07シーズンにFW福田健二が2部ヌマンシアで決めた10得点を超え、スペイン1・2部の日本人シーズン最多得点記録を更新し、チームの1部昇格にも大きく貢献した。第41節ヌマンシア戦(3-0)の巧みなヒール弾は、ウエスカサポーターの選ぶ年間ベストゴールにも選出されている。
ウエスカは現地7月25日に岡崎との契約延長を正式発表。来シーズンは憧れだったリーガ・エスパニョーラでのプレーが実現することになった。
スペイン地元紙「ヘラルド」は、「岡崎は満足するどころか、(スペインの)トップカテゴリーで今季と同様に決定的な役割を果たすことを切望している」と記し、侍ストライカーのコメントを紹介している。
“助っ人”として昇格に貢献できて「ホッとした」という岡崎。世界最高峰と呼ばれるスペイン1部のリーガ・エスパニョーラに“昇格組”として臨む来シーズンが「難しい」ものになると予想しつつ、「引き続き活躍できることを証明したいし、(ウエスカの)チーム名を覚えてもらいたい」と思いを語った。
将来的にイタリアのサッカーにも挑戦したいとも話したという岡崎。34歳となっても今なお、“最高の自分”を更新し続けている。