本田2アシストでミランが13年ぶりのイタリア杯優勝に王手! 日本人3人目の決勝進出

CKからロマニョーリの4点目をアシスト

 前半で大量リードを奪ったミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、後半のスタートからMFクツカに代えてMFホセ・マウリ、同13分にはMFボナベントゥーラに代えてMFケビン=プリンス・ボアテングを投入し、レギュラーの休息と普段リザーブの選手のテストを始めた。

 ミランは同35分に、本田の右CKから追加点が生まれる。本田のキックはニアサイドの密集をすり抜け、ファーサイドのDFロマニョーリへ。右足のシュートはニアポストを叩きゴール内で相手GKが弾き出したが、ゴールラインテクノロジーによりゴールが決まっていたことが判定され、4-0となった。センターバックのロマニョーリは、この日セットプレーから2ゴールを決めた。

 ゴールショーの締めくくりは“悪童”だった。終了間際の同44分、MFマウリからのスルーパスを受けたバロテッリが独走。GKとの1対1を丁寧に決め、スコアを5-0とした。試合はこのまま終了し、ミランが圧勝。優勝した2002-03シーズン以来のイタリア杯決勝進出を決めた。

 決勝は、翌日のユベントスと日本代表DF長友佑都所属のインテルの勝者と対戦する。試合はリーグ戦が全て終了した後の5月21日に、首都ローマのスタディオ・オリンピコで行われる。本田が決勝に出場すれば、2001-02シーズンのパルマでの中田英寿氏、10-11シーズンのインテルでの長友に次ぎ、日本人選手で3人目となる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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