「まだまだ子供」 中村敬斗、人生変えた“恩師”宮本監督の言葉…ベルギーで「結果が必要」

宮本監督の言葉に“発奮”したプロ1年目 2年の時を経て同じ言葉を胸に刻む「結果が必要」

 18年シーズン終盤、再び先発のチャンスが回ってきた。残留争いを強いられていたチームは8連勝で残留を決め、迎えた11月24日のV・ファーレン長崎戦。1-1の後半7分、好機を逃さなかった。FW渡邉千真のシュートを相手GKがはじき、こぼれ球を右足でシュート。18歳3カ月27日でJ1初ゴールを挙げた。この試合の前、指揮官からは同じ高校3年生でプロ入りしたクラブの先輩、日本代表MF堂安律(PSV)と比較され「結果が足りない」とハッパをかけられていた。その言葉に発奮してのJ1初ゴール。翌年には頼りになる存在へと成長し、U-20W杯出場、そして海外移籍を実現させた。

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 だからこそ今、自身に求めるべきことを理解している。宮本監督からもきっと、もう一度言われるだろう。

「今は結果が必要になってくると思います。どこかで覚醒し、ぐっと上にいかなければいけない。バンと点を取る。やりたいじゃない、しなきゃいけない。そう思っています。」

 欧州2年目はベルギーを挑戦の地に選んだ。シント=トロイデンで誓った飛躍。「結果が足りない」――。中村を変えたひと言を胸に刻んで、ただひたすらゴールを追い求める。

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