ポルティモネンセ、“繰り上げ”でポルトガル1部残留確定 16位クラブに来季ライセンス降りず

ポルティモネンセ所属の安西幸輝と権田修一【写真:portimonense SAD】
ポルティモネンセ所属の安西幸輝と権田修一【写真:portimonense SAD】

ポルトガルリーグの監査委員会が16位ヴィトーリア・セトゥーバルと最下位アヴェスの来季ライセンス取得を認めず

 ポルトガル1部ポルティモネンセは、今季のリーグ戦を17位で終えて2部リーグ降格が決まっていたが、最下位のアヴェスと16位のヴィトーリア・セトゥーバルの両クラブに来季のプロリーグライセンスが降りなかったことで、繰り上げでの1部残留が決まった。ポルティモネンセ所属の日本代表DF安西幸輝は、クラブを通じて「プロ8年目で新たな発見」があったシーズンと振り返り、来季はクラブ・代表ともにレギュラー定着を目指すと意気込みを明かした。

 ポルティモネンセは今季リーグ戦を7勝12分15敗の勝ち点33で終え、最終順位は18チーム中17位。来季の2部降格圏でシーズンを終えた。

 しかし、リーグの監査委員会は16位でシーズンを終えたヴィトーリア・セトゥーバルと最下位のアヴェスが、ポルトガルのプロリーグのライセンス取得に必要な条件を満たしていないと判断。両クラブは来季の1部リーグ参加が認められず、17位のポルティモネンセが繰り上げで残留が決まった。

 ポルティモネンセでは今季、2人の日本人選手がプレー。2019年1月に加入したGK権田修一は、第20節スポルティングCP戦(1-2)以降にレギュラーとしてプレーし、リーグ戦13試合に出場した。

 昨夏に鹿島アントラーズからポルティモネンセに渡って初の海外挑戦を果たしたDF安西幸輝は、シーズン途中にスタメンを外れた時期もあったが、トータルで23試合に出場。日本代表MF中島翔哉の所属する強豪FCポルト戦で移籍後初ゴールを決めるなど、シーズン1得点1アシストを記録した。

 安西はクラブを通じてコメントを発表。「初めてのヨーロッパでのシーズンということもあり、とても充実していました。優勝したポルトから点を取れたり、監督が代わって8試合近くベンチ外で過ごしたりと色々経験しましたが、最終節でスタメンに復帰して勝利に貢献できました」とヨーロッパ1年目のシーズンを振り返った。

 安西は来季に向け、今季の戦いから得た教訓を生かしてクラブと代表の両方でさらなる活躍をしたいと飛躍を誓っている。

「日本でプレイしていた時は、常に試合に出場していましたが、出られない時期を経験したことで練習のときでも準備の大切さを意識しました。プロ8年目で新たな発見でもあり、精神的にも成長できた一年になりました。来シーズンはチームを上位に導けるよう個人的にもレベルアップして代表でもレギュラーを目指していきたい」

(FOOTBALL ZONE編集部)



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