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元Jリーガー、強烈タックル被害も自軍監督から“怒りの説教”の珍事 海外注目「鼻についた」
FC東京でプレーしたFWヴェローゾ、“アシカドリブル”披露で対戦相手の怒りを買う
ブラジル人サッカー選手と言えば、FWロナウジーニョやFWネイマール(パリ・サンジェルマン)を筆頭に、華麗なテクニックで観客を魅了する印象が強い。そんななか、元Jリーガーが試合中にいきすぎた“遊び”で監督に激怒されるワンシーンに、海外メディアが注目している。
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今年3月から6月にかけ、新型コロナウイルスの感染拡大により世界各国のリーグが中断に追いやられたなか、ベラルーシリーグは続行を決断したことで話題を呼んだ。そんなリーグでプレーしている1人が、2017年から2シーズンにわたってFC東京に在籍したブラジル人MFリッピ・ヴェローゾだ。
ベラルーシ1部FCトルペド=ベラーズ・ジョジナでプレーするヴェローゾは、今季17試合に出場して3ゴールを記録するなど主力として活躍しているが、現地時間1日に行われたBATEボリソフ戦(3-2)ではヴェローゾが相手DFに危険タックルを見舞われてピッチに倒れ込んだ際に、自軍の監督に激怒される珍場面が生まれた。
3-2とリードして迎えた後半28分、ピッチ中央で高めのパスを胸トラップしたヴェローゾは、そのまま連続ヘディングでボールをキープする“アシカドリブル”を披露すると、このプレーで怒りを買ってしまったようで相手DFから強烈なタックルを受け、苦悶の表情を浮かべながらピッチに転倒した。
近くのタッチライン際にトルペド=ベラーズのユーリ・プントゥス監督が立っていたが、痛みに悶えるヴェローゾに歩み寄り、怒りの説教を敢行。選手の見せた挑発的なプレーに不満を示していた。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、「ブラジル人のドリブルが鼻について監督に怒られる」と見出しを打って取り上げている。
記事では、「ヴェローゾは相手選手をからかい、ファウルを受け、そして自分のチームの監督に怒鳴られた」と振り返り、「監督は彼のプレーが心底気に入らなかったようで、この5分後に途中交代させた」と説明している。観客の視線を集めるプレーであることは間違いないが、対戦相手へのリスペクトに欠ける行為は今後控えたほうがいいのかもしれない。