久保建英、Jリーグ時代からの“変化”は? 元日本代表DFが指摘「タケ・ゾーンを発掘した」
横浜FMで共闘の栗原氏が言及 「突き抜けた選手になれるのか不透明な部分があったが…」
日本代表MF久保建英は昨夏にとって今季は飛躍のシーズンとなった。昨夏にレアル・マドリードへと完全移籍し、今季はマジョルカに期限付き移籍。充実した1年を過ごしたが、久保が日本からスペインに舞台を移して最も変化した要素は何なのか。「Football ZONE Web」のインタビューに応じた元日本代表DF栗原勇蔵氏は、久保がこの1年間で見せた“変化”について語っている。
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昨夏にFC東京からレアル・マドリードへと完全移籍した久保は、今季の開幕直前にマジョルカへと期限付き移籍した。シーズン序盤は本領を発揮できない時期もあったが、今年に入って右サイドハーフで継続起用され始めると、瞬く間にチームの中核を担う存在に。リーグ中断明けで過密日程を強いられるなか、終盤では13試合連続で先発を飾り、文字通り不動の地位を築いた。
最終的にマジョルカは降格が決定したものの、スペイン初挑戦のシーズンでリーグ戦4ゴール4アシストとまずまずの結果を残した久保。Jリーグを離れてから1年間でどのような変化を遂げたのか。昨季限りで現役を引退した栗原氏は、まず日本でプレーしていた際の久保の印象について語っている。
2018年8月から約4カ月間、横浜F・マリノスで時間をともにした栗原氏は、当時17歳の久保について「会話もちょくちょくしたが、本当に頭が良いなと。マリノスには若手もたくさんいて、建英も結構みんなで騒いでいた。自分から話しかけて盛り上がっている姿もたくさん見た。性格として大人しいタイプではないかな」と語ったうえで、Jリーグで示したパフォーマンスについても振り返っている。
「まずバルセロナの下部組織出身という肩書きが異色で、当初からメディアでも騒がれていました。実際マリノスに来た時は、17歳という年齢を考えたら凄まじかったが、突き抜けた選手になれるのか不透明な部分があった。翌シーズンに東京に帰ってから、あの活躍ぶり。この短期間でこれほどまでに飛躍するものなのかと驚いた。フィジカルの強度が特に見違えて、サイドを突破する時も別人のようだった」