「最後に最高の個人突破」 久保の殊勲弾に英メディア注目「立ち往生したかに見えたが…」
久保が今季4ゴール目をマーク、マジョルカはレバンテを2-0と破り残留争いに踏みとどまる
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間9日、リーガ・エスパニョーラ第35節のレバンテ戦に先発出場し、後半39分に追加点を決める活躍で2-0の勝利に貢献した。久保の殊勲の活躍に、英メディアも「最後に最高の個人突破からゴールを奪った」と大々的に取り上げている。
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降格圏の18位に沈むマジョルカにとって、是が非でも勝ち点3の獲得が求められたレバンテとのホームゲーム。久保は11試合連続となる先発出場を果たした。試合は前半40分にFWクチョ・エルナンデスがヘディング弾を叩き込み、先制点を奪う。後半はレバンテに押し込まれる展開が続いたが、日本の19歳が大仕事をやってのける。
1-0で迎えた後半39分、ハーフウェーライン付近でボールを受けた久保がドリブルを開始。巧みなステップワークで相手DFを振り切り右足でシュートを放つも、これは相手GKのセーブに阻まれてしまう。それでもマジョルカがボールを拾ってつなぐと、MFサルバ・セビージャのシュートのこぼれ球に久保がいち早く反応。左足で押し込み、試合の行方を決する貴重な追加点を奪った。
久保の個人技から生まれた決定的なゴールに、英メディアも熱視線を送っている。英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は、「レアル・マドリードから期限付き移籍中の久保が最後に最高の個人突破からゴールを奪った」と見出しを打って取り上げている。
記事では「久保は来季レアルのトップチームでチャンスを得ることはできないかもしれないが、なぜこれほど高評価を得ているのかを証明した」と称賛し、「立ち往生したかのように見えたが、DFを振り切ってシュートを打ち込んだ。ボールが巡り巡って足もとに戻り、報酬を受け取った」と説明している。
2試合ぶりの勝利で勝ち点3を上積みしたマジョルカだが、依然として降格圏の18位に位置しており、暫定17位のアラベスと勝ち点「3」差と熾烈な残留争いのなかで負けられない戦いが続く。今季4ゴール4アシストを記録し、スペイン1年目で確かなインパクトを残している久保。ラスト3試合で、チームを救う活躍を見せられるだろうか。