「キング久保」とリーガ公式も称賛 “50mドリブル”で打開した一撃に反響「美しいゴール」
レバンテ戦で今季4点目、苦しい時間帯に2-0勝利に導くダメ押し弾を叩き込む
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間9日、リーガ・エスパニョーラ第35節レバンテ戦に11試合連続でスタメン出場し、1-0で迎えた後半39分に自らのドリブルからチャンスを作り、今季4ゴール目を決めた。熾烈な残留争いを演じるチームに2-0勝利をもたらす活躍を見せたなか、海外ファンやリーガ・エスパニョーラ公式SNSは久保の活躍を称えている。
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降格圏の18位に沈むマジョルカにとって、逆転残留のためには勝利が求められた一戦で久保が輝きを放った。前半40分にFWクチョ・エルナンデスのゴールで先制するも、後半はリズムを掴めず押し込まれる展開が続いていた。そんな苦しいチームを救ったのが、11試合連続スタメンを飾った日本人レフティーだった。
後半39分、ハーフウェーライン手前でFWアンテ・ブディミルの落としを受けた久保がドリブルを開始。約50メートルを駆け上がってペナルティーエリア内に侵入すると右足を振り抜いた。このシュートは相手GKにセーブされるも、その後ブディミル、MFダニ・ロドリゲスとつなぎ、MFサルバ・セビージャが放ったシュートを再び相手GKが弾いたところに久保が素早く反応。左足で合わせて値千金の2点目を奪った。久保にとっては第27節エイバル戦(2-1)以来、8試合ぶりとなる今季4ゴール目となった。
久保はゴール後、ビセンテ・モレノ監督らスタッフのいるベンチ前まで走り歓喜のお辞儀ポーズ。会心の一撃を決めた久保は同41分にFWラゴ・ジュニオールと交代してベンチに下がり、チームもそのまま2-0と残留に望みをつなぐ勝利を収めた。
この活躍に海外ファンも反応。マジョルカ公式ツイッターが久保のゴールを伝えた投稿の返信欄には、「クボ、なんてクラックだ」「美しいゴール」といったコメントが寄せられた。また、リーガ公式英語版ツイッターは、この試合で久保が記録したシュート3本、ドリブル成功数2回、キーパス数2本などのデータを画像で紹介するとともに「キング・クボ」と綴り、19歳の日本人アタッカーがマジョルカ攻撃陣をけん引する存在になっていると伝えている。
今季のリーガも残り3試合となり、熾烈な残留争いも佳境を迎えるなか、久保にかかる期待はさらに高まりそうだ。