「マジョルカは小さすぎる」 久保の“孤軍奮闘”に海外記者も称賛「メッシも彼から学ぶ」
堅守アトレティコに久保が大健闘「バルセロナの人々は彼を取り逃がしたことに腹を立てる」
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間3日、リーガ・エスパニョーラ第34節のアトレティコ・マドリード戦で先発フル出場を飾るも、チームは0-3の完敗を喫した。堅守アトレティコに対して孤軍奮闘した久保だが、海外記者は「日本人のポテンシャルを踏まえれば、マジョルカは彼にとって小さすぎる」と指摘している。
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降格圏の18位に沈む危機に直面しているマジョルカは、前節で残留争いを演じるセルタとの直接対決で5-1と圧勝した。4得点に絡む2アシストの活躍を披露した久保は、今節のアトレティコ戦で10試合連続となる先発を飾るも、チームは3失点の大敗。リーグ3位を走る強豪に力負けする結果となった。
一方、久保は世界屈指の堅守を誇るアトレティコに対して存在感を放つ。前半7分、アトレティコ守備陣に囲まれながらもマッチアップしていた相手DFマヌエル・サンチェスを爆発的なスピードで抜き去るドリブルを見せた久保は、同42分にも同様に、相手選手3人の包囲網で挟み撃ちされるが、瞬発力あるダブルタッチで再びサンチェスを置き去りにし、右サイドを突破した。
後半14分には右サイドからドリブルでペナルティーエリアに侵入し、サンチェスを鋭い切り返しで転倒させ、シュートまで持ち込んだ。敵将ディエゴ・シメオネ監督は、再三にわたり久保に翻弄されたサンチェスに耐えかねてか、このシーンの直後にピッチから退かせていた。
スペイン放送局「Gol」のアルベルト・ペレス記者は公式ツイッターで「久保のプレーを見るのは素晴らしいことだ。マドリードの人々は彼の未来に興奮し、バルセロナの人々は彼を取り逃がしたことに腹を立てるだろう」と投稿。カナダ紙「U of T News」のラフール・カルバパレ記者は公式ツイッターで「メッシも久保の動画からドリブルを学ぶだろう」と呟いている。
アルゼンチン放送局「DIRECTV Sports」のサムエル・バルガス記者は「久保建英は進化するための次なるステージは、レアル・マドリードが彼を来季どのクラブでプレーさせるのかに大きく依存してくる。日本人のポテンシャルを踏まえれば、マジョルカは彼にとって小さすぎる」と指摘している。大量失点の黒星となったものの、アトレティコを相手に久保が見せたプレーに海外記者も舌を巻いている様子だった。