ミラン開幕戦勝利にガリアーニCEOも満足 高らかに「今季目標トップ3圏内」と宣言

ピッポのデビュー戦を高評価

 ACミランは31日、セリエA開幕戦でラツィオを3-1で撃破した。アドリアーノ・ガリアーニCEOは、本拠地サンシーロのスタンドでオーナーの元イタリア首相のシルビオ・ベルルスコーニ氏、オーナーの娘で社長のバルバラ、さらには2年の期限付き移籍で獲得したフェルナンド・トーレスとともに観戦した。CEOは試合後、勝利の笑みを浮かべてこう語った。

「ここ数日、私は移籍市場で忙しかったので、(クラブハウスのある)ミラネッロにはいなかった。だが、ピッポが冷静かつ楽天的だったことを私は知っていた」

 ピッポは現役時代、冷酷なストライカーとして世界中にその名を売った。そのぶれない平常心は健在だった。現在、移籍市場閉幕間際の駆け込み補強に備えるガリアーニ氏は、インザーギ監督の指揮官としての公式戦デビュー戦を高く評価した。

「われわれの移籍市場は重要なものだった。パリ・サンジェルマン、チェルシー、レアル・マドリードから補強できたのだから。ACミランの今季目標はトップ3以内に入ることだ」

 昨季はセリエAで8位に終わり、欧州のカップ戦出場圏を手にできなかった。だが、昨季不発だった本田圭佑も開幕戦でゴールを決めるなど、ラツィオ戦では選手が躍動していた。ガリアーニ氏は名門復活に手応えを感じている様子だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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