香川が2年前の“半額”でドルトムント移籍 日本人MFの復帰に古巣は“香川祭り”

 

独メディアが報じる

 

 マンチェスター・ユナイテッドのMF香川真司が古巣ドルトムントと800万ユーロ(約10億9600万円)の移籍金で正式契約したとドイツ地元紙ビルトなど地元メディアが報じている。

 香川は2010年から12年までプレーした古巣クラブとドルトムント市内で極秘裏に契約を行い、2018年シーズンまでの契約書にサインしたという。クラブ間は現地時間31日午後に条件面で合意に達したようだ。移籍金はマンUからドルトムントに移籍した2年前の1600万ユーロから丁度半額となった模様だ。

 マンチェスター・ユナイテッドでは今季ルイス・ファン・ハール監督からの評価が低く、米国遠征後ではボランチでテストされていた。トップ下ではスペイン代表MFファン・マタの控え扱いとなり、リーグ戦では出番がなかった。0-4で惨敗したリーグカップの3部MKドンズ戦で今季公式戦初出場を果たしたものの、軽度の脳しんとうで前半20分に交代となるなど、今季は運にも見放されていた。

 アルゼンチン代表MFアンヘル・ディマリアが英国史上最高額でレアル・マドリードからマンUに移籍してきたことで、完全にファン・ハール監督の構想から外れた香川だが、ドルトムントは“香川祭り”が起きている。サポーターはメディカルチェックを行うドルトムント市内の病院に集結し、地元メディアも連日、香川特集を組んでいる。

 かつて最高の輝きを放ったドルトムントで香川がキャリアの再生を目指す。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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