ベンフィカでプレーする日本人GKを現地紙が特集 「彼の夢はトップチームと日本代表」

U-23日本代表GK小久保玲央ブライアンがベンフィカのトップチームの練習参加へ【写真:Getty Images】
U-23日本代表GK小久保玲央ブライアンがベンフィカのトップチームの練習参加へ【写真:Getty Images】

U-23日本代表GK小久保玲央ブライアンがベンフィカのトップチームの練習参加へ「彼にとって大きな誇り」

 U-23日本代表GK小久保玲央ブライアンは昨年1月からU-23ベンフィカでプレーしていたが、今月からトップチームへの練習参加が許可された。ポルトガルメディアは「小久保の夢はベンフィカのトップチームと日本代表でプレーすること」と見出しを打ち、大型GKに脚光を当てている。

 小久保はナイジェリア人の父と日本人の母を持ち、193センチとスケールの大きい守護神として期待を寄せられてきた。柏レイソルの下部組織で育ち、昨年1月には名門ベンフィカの目に留まり、U-23チームに加入して23試合に出場。これまでも世代別日本代表にも名を連ね、昨年12月にはU-22代表にも選出されていた。

 現在、新型コロナウイルスの蔓延によりリーグは中断されているが、クラブは再開後に備え、小久保をトップチームの練習に参加させる意向を表明している。そんななか、ポルトガル紙「A BOLA」は「小久保の夢はベンフィカのトップチームと日本代表でプレーすること」と見出しを打ち、19歳の大型GKに脚光を当てている。

 同メディアでは、ポルトガル3部でプレーするMF穂崎岳志のインタビューを敢行し、友人でもある小久保についてのコメントを紹介。「ベンフィカでのプレーは彼にとって大きな誇りで、一生懸命になっている。いつかトップチームでプレーできると信じているので、やる気に満ちている。彼の夢は、ベンフィカのトップチームと日本代表でプレーすることだ」と語っている。

 また、ポルトガルのサッカーについては、日本と文化の違いもあることから「日本人がポルトガルでプレーするのは難しい。日本のサッカーとは全く異なる。この国はより攻撃的で、よりスピーディーで、よりパワフルだ」と言及している。GKにとっては厳しい環境であるとも言えるが、小久保がベンフィカで積む経験は、日本代表にとっても財産となる可能性は大いにあるだろう。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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