仏代表FW、234億円の市場価格も下落? コロナ禍で議員警鐘「46億円の価値を失う」

PSGのキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
PSGのキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】

サッカー界にも大きな影響、PSGのFWムバッペの市場価格も大幅下落か

 新型コロナウイルスの感染拡大はヨーロッパ社会にダメージを与えており、各国のフットボール経済事情にも大きな影を落としている。そのなかで欧州議会(MEP)のフランス人議員が、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの市場価値が大幅な下落を余儀なくされるとの声明を発表した。スペイン紙「AS」が伝えている。

 新型コロナウイルスのパンデミックがいったんの収束を迎えた際、残っている2019-20シーズンが開催されるか否かが焦点となるが、各クラブは経営戦略を再考しなければならず、今後その状況がどうなるか不安も広がっている。

 そのなかで懸念を示したのはダニエレ・コーン・ベンディット議員である。「率直な物言い」で知られるという同議員は、フランスで最も有望と言われる才能であるムバッペの価値についてこのように警鐘を鳴らしている。

「コロナウイルスによる危機が終わったのち、彼は2億ユーロ(約234億円)の価値ではない。3500万ユーロ~4000万ユーロ(約40億9500万円~46億8000万円)の価値を失うことになるだろう。そして誰が彼を購入することができるだろうか。今回の危機はプロスポーツの矛盾点を一掃することになる。まるで核攻撃を受けたかのようだ」

 戦争にたとえるほどの大ダメージをサッカー界の経済に与えたと見ている。同議員は「我々はフットボールで法外なビジネスをするエージェントのシステムを解体しなければならない」と、移籍金高騰の一因となった代理人の存在感が増した現状についても懸念を示している。ムバッペですら大きな価値下落を余儀なくされそうななかで、サッカー界にはどのような未来が待っているのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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