レベルアップした守備陣

　右サイドバックに入ったアトレチコ•マドリードから新加入のハビエル•マンキージョも及第点以上の働きをし、さらにはセビージャからの移籍が発表された、「リーガ最高のサイドバック」と名高い、アルベルト・モレーノの加入はリバプールの守備レベルを押し上げることに疑いの余地はない。

　スアレス移籍によって攻撃陣のランクダウンは免れなかったが、ACミランからイタリア代表の悪童FWマリオ•バロテッリの獲得に成功した。バロテッリのインパクトの陰に隠れてしまうが、ロヴレンという新たなリーダーも加わった守備陣は、昨季から大幅なレベルアップに成功した。第2節では昨季終盤まで優勝争ったマンチェスター・Ｃに3失点し、後塵を拝した。だが、今後、新戦力との連係が高まれば、昨季果たせなかった悲願のプレミア制覇へと導く原動力となるかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web