トゥウェンテ中村敬斗、リーグ再開の見通し立たず緊急帰国 「集団での練習ができない」

トゥウェンテの中村敬斗が日本に帰国【写真:Getty Images】
トゥウェンテの中村敬斗が日本に帰国【写真:Getty Images】

中村敬斗の現況をオランダ紙が報じる

 オランダ1部トゥウェンテに所属する東京五輪世代のMF中村敬斗は、新型コロナウイルスの影響でエールディビジの再開の見通しが立っていないことを受け、クラブの要請もあって日本へ帰国したようだ。オランダ紙「Tubantia」が報じた。

 世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、欧州でも状況が悪化。2万人の感染者が出ているとされるオランダでは、リーグ戦が3月中旬から中断を余儀なくされている。現在も再開の見通しが立っておらず、選手たちも隔離生活が続いていることから、今季のリーグ戦の打ち切りも噂されている。

 そんな状況下とあってオランダのトゥウェンテは、中村を含めた13人の外国人選手たちの対応を検討。5人のスペイン国籍を持っている選手たちは、スペインがロックダウンを実施しているためオランダに滞在することを希望しているものの、中村に関しては日本に帰国させることにしたようだ。

 「Tubantia」はその理由として、選手が個別トレーニングに専念しなければならず「集団での練習ができない」ことを強調。またテクニカルディレクターのテッド・ファン・レーウィン氏は「彼はほぼ2シーズン続けてプレーしている。中村は日本のシーズンが終わったばかりでオランダへ来たからね。それに、日本サッカー協会はヨーロッパの日本人選手にトレーニング機会を提供している」と語り、コンディションを含めて帰国させることを決めたと明かしている。

 現在、トゥウェンテがいつ中村をオランダに呼び戻すかは明らかになっていないが、再開に向けて日本で準備を進めることになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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