名将の「玉突き人事」が本格化へ 退任決定のマンC監督にチェルシーが来季就任を打診か

チリ地元紙が報じる 来季に向けて数クラブと交渉を開始

 今季限りでマンチェスター・シティを去ることが決まったマヌエル・ペジェグリーニ監督が、来季チェルシーの監督に就任する可能性が急浮上した。チリ地元紙「エル・メルキュリオ」は、チリ人の知将がすでにロンドンの強豪クラブから正式なオファーを受けていると報じている。

 現在プレミアリーグ2位と好位置につけるシティのペジェグリーニ監督は、欧州を舞台にした指揮官の玉突き人事に巻き込まれた。シティは来季、バイエルン・ミュンヘンを今季限りで去ることが決まっていたジョゼップ・グアルディオラ監督の就任を発表。ペジェグリーニ監督は今季限りで去ることになったが、新天地はすでに決まっている模様だ。

 監督に近い関係者は「ペジェグリーニはプレミアリーグ残留という考えに喜んでいる。チェルシーは彼が交渉しているクラブの一つで、すごく魅力的なオファーを提示しているんだ」と語ったという。チェルシーからすでに好条件を提示され、交渉中と報じている。

 チェルシーは今季、成績不振からジョゼ・モウリーニョ前監督を解任。現在はフース・ヒディンク監督が指揮を執っているが、今季限りの暫定措置であるとクラブ側は主張している。

 モウリーニョ氏には来季マンチェスター・ユナイテッド監督就任の可能性が浮上している。欧州トップクラブを巡る監督の玉突き人事は、これからさらに過熱しそうな勢いだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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