「魔法使い」 マジョルカ久保、“華麗股抜き”がリーガ公式”珠玉スキル集”にノミネート

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

第7節アラベス戦でMFリオハを手玉に取ったテクニックが堂々の選出

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響により、スペインのリーガ・エスパニョーラは無期限でシーズンを中断している。バルセロナの主将FWリオネル・メッシが70%の給与削減受け入れが報じられるなど苦境に立たされるなか、リーガ公式ツイッター英語版は「これらのスキルで一週間を始めよう」と、今季の珠玉のテクニック集を投稿。トップバッターにマジョルカの日本代表MF久保建英の股抜きが選ばれている。

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 ノミネートされた久保のテクニックは、2019年9月29日に行われたリーガ第7節アラベス戦(0-2)後半4分のプレーだ。

 自陣深くでアラベスのスペイン人FWホセルからボールを奪った久保は、右サイドのタッチライン際に向かってドリブルを開始。アラベスのスペイン人FWルイス・リオハが行く手に立ちはだかったが、相手が右足を出してきた瞬間に左足アウトサイドで小さく外に持ち出して股を抜くと、そのまま一気に加速して駆け上がり、前線にスルーパスを試みた。

 この鮮やかな股抜きは当時、リーガ公式ツイッターで「第7節のベストスキル集」にノミネートされ、久保に“魅了された”とばかりに目が星の絵文字が添えられていた。

 1分34秒の動画では、他に他にはFWジョアン・フェリックス(アトレチコ・マドリード)やFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)、約50メートルのロングアシストを決めたGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)など計15人の技が紹介されている。

「これらのスキルで一週間を始めよう」

 新型コロナウイルスの影響で各クラブも活動停止とともに、自宅待機を余儀なくされるなか、これを見て“元気を出してくれ”とばかりに投稿された映像には、海外ファンから「クボは魔法使い」との声も上がっていた。

 リーグ中断前は今季3得点目を挙げるなど調子を上げていた久保。新型コロナウイルスの騒動が収束し、シーズン再開とともに久保の躍動する姿を待ち遠しく思っているファンも少なくないだろう。

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