チェルシーFWジルー、獲得目指すインテル&ラツィオに“条件提示” 3年契約を要求か
今夏で契約の満了するチェルシーを退団の方針
チェルシーのフランス代表FWオリビエ・ジルーは、冬の移籍市場での移籍は叶わなかったものの、来季に向けた夏の移籍市場では退団が濃厚となっている。イタリア紙「トゥット・スポルト」は、獲得候補と見られるクラブに対してジルーが要望を持っていると報じている。
ジルーはチェルシーとの契約が今季限りで満了するが、今夏には欧州選手権(EURO)が予定されていたことで、フランス代表のディディエ・デシャン監督からは出場機会を得ることの重要性がコメントされていた。そのことで、冬の移籍市場ではチェルシーで指導を受けた経験のあるアントニオ・コンテ監督が率いるイタリア・セリエAの強豪インテルへの移籍が濃厚とされた。
しかし、契約が残り半年とはいえ発生する移籍金などを巡ってインテルとチェルシーでは合意に至らず、ジルーは残留となった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてEUROは1年間の延期となった。そのため、今夏の移籍市場でジルーが“ゼロ円移籍”をして活路を開くことは確実とみられる。
そのジルー獲得を目指すのは、インテルと同じセリエAのラツィオの2クラブだと目されている。そのクラブに対し、ジルーは3年契約または1年間の延長オプション付きの2年契約を求める方針だという。契約満了に伴いチェルシーとの交渉は必要ないため、最も条件の整うクラブを選べる存在になったとも言える。
ジルーは今冬の時点でも期限付き移籍など中期的な展望が持てない移籍に難色を示していた。インテルやラツィオは、ジルー獲得のために求められる契約条件を提示してストライカー確保に動くのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1